2006.5 [Vol.47]




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当社が取り組んできた産業廃棄物の高度処理事業「廃水溶性加工液のオンサイトリサイクルシステムの実用化」が(財)産業廃棄物処理事業振興財団(東京都千代田区)の平成17年度助成事業に認定されました。

 
●認定事業のあらまし
機械加工時の潤滑・冷却剤として使用されている[水溶性加工液]。これは原液(油剤)を水により10-50倍に希釈したものであり、水による難燃化と冷却性能に優れるため、高速機械加工のほとんどの現場(90%以上)で採用されています。優れたメリットを発揮する反面、使用後に出る廃液の処理が難しい、という問題を抱えていました。
この問題解決に革新的なアプローチで取り組んでいくのが、今回の「廃水溶性加工液のオンサイトリサイクルシステムの実用化」です。

●従来の処理方法
現在、当社では廃水溶性加工液を資源として再利用するためのシステムをすでに確立しています。これは、廃水溶性加工液を当社に一旦搬入し、他油と混合・調整したのちに、セメント工場の燃焼助剤として再利用するものです。
この方法は環境にやさしい処理ですが、廃液輸送のためのコストがかかり、燃焼時には二酸化炭素を排出するという課題もありました。

●「酵素-活性炭法」を採用した新リサイクルシステム
今回のプロジェクトは、鳥取大学で開発された「酵素-活性炭法」を採用した、水溶性加工液のオンサイトリサイクルシステムの実用化をめざします。
本システムの最大の特長は、システムのコンパクト化および二次廃棄物発生量の大幅削減が図れ、工場サイト内でのリサイクル処理が可能となる点。廃液輸送の問題が解決でき、二酸化炭素排出削減にもつながります。

●新たな処理ビジネスモデルの創出
また、本プロジェクトでは新たな処理ビジネスモデルについても検討しています。従来の処理ビジネスと異なり、本モデルでは処理業者は排出事業所内にエリアを設け、事業所内で処理を実施。いわば、「動脈産業」と「静脈産業」の融合が促進されることになります。


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