2005.12 [
Vol.43
]
16年度に発覚した産廃不法投棄量、41.1万トンに【環境省】
平成16年度に新たに発覚した産業廃棄物不法投棄件数は673件(15年度894件)で、前年度に引き続き減少したものの、投棄量は41.1万トン(同74.5万トン)にのぼっていたことが平成17年11月の環境省の発表により明らかになりました。
●産業廃棄物不法投棄量の比較
この数量は、56.7万トンにものぼる岐阜市の大規模不法投棄事案が摘発された15年度に比べると大幅減少でしたが、14年度の31.8万トン、13年度の24.2万トンに比べるとやや増加しています。
ただ、16年度の不法投棄量の中にも静岡県沼津市の大規模不法投棄事案分20.4トンが含まれており、この事案を除いた不法投棄量は20.7万トンにとどまっています。
●不法投棄廃棄物の種類
不法投棄廃棄物の種類としては、投棄件数では建設廃棄物の71.2%(479件)が最も多く、次いで金属くず5.5%、廃プラスチック類4.2%と続きました。
投棄量では建設廃棄物が35.4万トンと全体の86.2%を占めています。
●大規模な廃棄事案
投棄量5,000トン以上の大規模事案は7件。件数全体の1.0%ですが、投棄量の合計は30.5万トン。投棄量全体(41.1万トン)の74.4%を占めるに至っています。
●16年度中の支障除去は77%
なお16年度に新たに確認された不法投棄事案のうち、16年度中に支障除去の取り組みが着手されたものは458件(全件数の68%)、31万6451トン(全不法投棄量の77%)でした。
平成16年度末における不法投棄等事案の残存件数・残存量
不法投棄の残存件数は2,560件(前年度2,320件)、残存量の合計は1,579.5万トン(同1.267.0万トン)と、件数、残存量いずれも増加するという残念な結果になりました。このうち、5,000トン以上の残存事案は334件(全体の13.0%)、残存量は1,448.9万トン(同 91.7%)となっています。
不法投棄は減少傾向にあるものの依然として撲滅には至っていません。また、残存件数及び残存量は増加している状況にあり、環境省では 不法投棄対策を強化していくとしています。