2003.12 [Vol.19]



 セメントへの廃棄物利用増加をめざしJIS規格改正 
 【経済産業省】

経済産業省はセメントの原料・燃料に汚泥、焼却灰などの産業廃棄物を積極的に使用していくために、平成15年11月20日付けでセメントのJIS規格(JIS R5210 ポルトランドセメント)を改正しました。
従来の規格では廃棄物中の塩化物イオンが鉄筋の腐食原因になるとして廃棄物の使用可能量に制限を設けていましたが、今回の改正では塩化物イオンの許容値を0.02%以下から0.035%以下に引き上げました。
(0.035%に引き上げてもコンクリート中の鉄筋が腐食しないとの調査結果を確認済み)
なおこの改正の結果、セメント1トン当たりの廃棄物等の受入れ量は、従来の311キログラムから400キログラムに増加することが可能になり、年間のセメント原料としての廃棄物受入総量は2500万トンから3000万トンに増加する見込み
これまで産業廃棄物の処理に大きく貢献してきたセメント業界ですが、今回の規格改正により、さらに受け皿を広げ、深く関わっていくものと期待されます。