南極・昭和基地における地上観測および衛星の観測によると、今年の南極域上空のオゾンホールは、8月下旬に急速に拡大し、9月現在も拡大し続けている模様。 例年、オゾンホールは9月から10月にかけて最も大きく発達しますが、成層圏のオゾン層破壊物質の量や6月、8月の南極域の成層圏気温を用いて推定すると、今年のオゾンホールは大規模に発達することが予想されると、気象庁が発表しました。
上の図は、2003年9月1日の南半球オゾン全量分布を示したもの。図からもわかるように、オゾンホールが南極大陸のほとんどを覆っているのがわかります。(※図中の南極大陸中央部の空白の領域は、観測できないエリア)
1980年代初め頃から、9月から11月にかけて南極域上空のオゾン全量が著しく少なくなる現象が現れるようになりました。このオゾンが著しく減少した状態を「オゾンホール」といいます。オゾンホールは大規模なものが毎年のように現れ、通常は9月下旬から10月上旬に最盛期を迎えます。 オゾン層の破壊により、紫外線が人体に悪影響を与えたり、また、地球温暖化の要因ともなっています。