2003.5 [Vol.12]



内閣府、省資源・省エネ訴える
「エコライフハンドブック2003」を作成

 

内閣府の国民生活局は「豊かな地球環境を次世代に引き継ぐためのエコライフハンドブック2003」を作成し、ホームページに掲載。省エネルギーや3R(リデュース・リユース・リサイクル)の大切さを説き、具体的に取り組むべき省エネルギーや3R推進に関する行動を紹介している。


 20世紀の間に激変した地球環境
 

1900年に17億人足らずだった人口は、2002年7月に62億人を突破。世界の人口は20世紀中に約4倍、世界のGNPは20世紀後半だけで5倍に、さらに、エネルギー消費は8倍になりました。この人口の大幅な増加こそ、21世紀において世界の環境や人類社会の秩序を激変させる最大の要因になると危惧されています。


 人口増加による大量生産・大量消費・大量廃棄がもたらしたもの
 

現在の大量生産・大量消費・大量廃棄型の社会経済システムは、地球環境に対し大きな負担をかけるものであり、自然環境のバランスを崩し始めています。地球温暖化や酸性雨、オゾン層の破壊など大気・気象の異常を引き起こし、森林資源の減少や土壌劣化、水質汚濁など、生態系の破壊が進んでいるのはご存知の通りです。
1997年に京都で開催された「地球温暖化防止京都会議(COP3)」は、こうした事態を受けてのものでした。
日常生活を送る上では、あまり実感のわかない問題かもしれませんが、大量消費による資源の枯渇は、それに頼ってきた私たちの生活を成り立たないものにしようとしています。


 なぜ、3R(リデュース・リユース・リサイクル)なのか
 

「エコライフハンドブック2003」では、私たちが豊かな生活を送るために資源を利用することが次の世代の環境を犠牲にしないように、省エネルギーや3R(リデュース・リユース・リサイクル)推進に関する行動を紹介しています。

これまでゴミ処理問題は、「いかに適正に処理するか」に重点が置かれてきましたが、埋め立て地(最終処分場)の問題や、焼却時に排出されるCO2(二酸化炭素)の地球温暖化に及ぼす影響、有限な資源の有効利用などの観点から、「いかにゴミそのものの量を減らすか」に移ってきました。
 ゴミの量を減らすためには、ゴミの発生を抑制(リデュース・Reduce)すること、不要となったものは再使用(リユース・Reuse)すること、再利用できないものは資源として再生利用(リサイクル・Recycle)すること、すなわち「3R」を推進することが重要です。
 この3Rの取り組みを進めて、社会経済活動を循環型に転換していき、究極的にはゴミゼロ社会を目指すことが、国際的な共通認識になっています。その実現のためには、資源から製品、消費、廃棄に至る流れを把握し、それぞれの段階で資源の有効利用、再生利用の検討を加え、資源を大切に使っていく意識を高める必要がある、と締めくくっています。

ホームページアドレスはこちら
http://www5.cao.go.jp/seikatsu/sho-ene/handbook2003/index.html